がん細胞は低体温を好み、体温35度台が最も増殖しやすいのですが、その理由の一つにがん細胞が酸素の少ない状態、体内の温度の低い環境で嫌気性のエネルギーによって増殖する細胞であるためといわれています。そこで体温を上げる治療や免疫力をあげることにより癌細胞が増殖しにくい環境を作ることが大事になります。
琉球温熱治療では高温でがん細胞を死滅させるのではなく、遠赤外線でマイルドに加温することで正常の細胞に熱ストレスを与えヒートショックプロテイン(HSP)を増加させることにあります。
ヒートショックプロテインの増えた細胞はがん細胞に侵されないよう強くなり、さらにヒートショックプロテインはがん細胞の抗原提示を増強し、リンパ球(免疫細胞)がん細胞を見つけ攻撃しやすくします。
また加温治療によりNK細胞やマクロファージなどの免疫力を上げ、エンドルフィンの誘導により疼痛が緩和されます。
基礎実験レベルでは温熱により細胞が放射線障害に強くなることや温熱と抗がん剤を併用すると抗がん剤の量を減らしても効果が得られることがわかっています。当院の患者様では温熱治療を加えてから放射線治療や化学療法をあまり辛い思いをせず行えるようになっています。
すい臓がん、肝臓癌、大腸癌、肺癌など各種癌の治療法
琉球温熱治療は遠赤外線効果のほかにラジウムのホルミシス効果や活性酸素を除去するマイナスイオン効果があります。ホルミシス効果とはP53などガン抑制遺伝子の活性化やがん細胞のアポトーシス促進や体細胞のDNA修復と免疫能を上げ、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やGPx(グルタチオンペルオキシダーゼ)やカタラーゼなどの抗酸化酵素を増やし過剰に産生された活性酸素の除去能力を向上させるものです。そしてこの効果をさらに高めるのが温熱治療です。
つまり琉球温熱治療は理論的に良いとされる効果をすべて取り入れた最も効率の良い治療方法です。現在抗がん剤治療や放射線治療されている方でもそれらの治療を妨げることなく副作用の軽減効果などでサポートできます。当院の患者様では温熱治療を加えてから放射線治療や化学療法をあまり辛い思いをせず行えるようになっています。
そして免疫力を増強するためのサプリメントや漢方薬、点滴療法などを行うことでさらに効果が期待できます。とくにビタミンC点滴と化学療法の併用では相乗効果と化学療法の副作用の軽減効果が最近多く報告されており、当院でも積極的に行っております。
当院では、がんの治療は標準的治療を優先し、そのがん治療を行う主治医との信頼関係を大事にすべきと考えております。私たちの治療法はあくまでも代替療法であり、合併症や副作用のため標準的治療が受けられない場合や標準的治療の効果がなく、これ以上の有効な手段がない場合に適応となるものです。
診療内容/曜日 | 火水木金 | 土 |
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琉球温熱療法 | 10:00〜18:00 | 10:00〜18:00 |
点滴療法 | 13:00〜18:00 | 10:00〜18:00 |
カウンセリング | 15:00〜18:00 | 10:00〜18:00 |